2008年8月31日

VirtualBoxでフォルダ共有

UbuntuをホストOS、WindowsをゲストOSとして、VirtualBoxでファイルのやりとりを行うためのフォルダ共有の方法です。
さて、VirtualBoxのゲストOSのネットワーク設定は、デフォルトでは「NAT」形式。
ゲストOSとなるWindowsXPのネットワークアドレスを見てみると、「10.0.2.15」というアドレスが割り振られています。
実は、このゲストOSから見てホストOSのアドレスは、「10.0.2.2」が割り振られるようになっています。

さっそく、設定をして行きましょう。
まずは、ホストとなるUbuntuで、まずはファイル共有の設定を。
自分のホームディレクトリ内に、好きな名前(英語)でフォルダを作成し、右クリック。
「Sharing Options」を選択。初回はsamba関連ツールのダウンロード&インストールがなされます。
普通は、一番上だけにチェックを入れればOK。他ユーザにも書き込みをさせたい場合には真ん中にチェックを。一番下にチェックを入れると誰でも書き込み/改変ができますのでご注意を!

ここでは「vbshare」というフォルダを共有設定しました。

ゲスト側から、「\\10.0.2.2」とアドレス欄に入力すれば、ホスト側で共有しているフォルダ類が参照できます。

Windows側で「マイネットワーク」を見てみると、「vbshare - xxx-desktop server (Samba, Ubuntu) (10.0.2.2)」としてネットフォルダが表示されます。


ネットワーク・ドライブの割り当てをしておくと便利ですね。

VirtualBoxをちゃんと使えるようにする:USB機器など

今日現在のVirtualBoxのバージョン(バイナリ版)は1.6.4。
すんなりと使えない部分がありますので、対処法をまとめてみました。

(1)マウスが制御不能になり、「ホストキー」で復帰できない。

VirtualBoxのインストールが終わって、仮想マシンにWindowsをインストールしようとすると、マウスが仮想マシンに取られてしまって、制御不能になってしまう。
→「scim-bridge-client-qt」を入れればOK!
  • Synapticパッケージマネージャで上記を検索し導入
  • または端末から「sudo apt-get install scim-bridge-client-qt」とすればOK。
(2)USB機器を使えるようにしたい

VirtualBoxの操作中に「Could not load the Host USB Proxy Service・・・」というようなアラートが出て、USB機器の接続設定を試みてもデフォルトではUSB機器が使用できません。

→「端末」から下記のコマンドを打ち込む。gedit(エディタ)を管理者権限で起動して、設定ファイルを編集します。
gksudo gedit /etc/init.d/mountdevsubfs.sh

開いたファイルの中にある下記の記述を見つけます。
# Magic to make /proc/bus/usb work # 
#mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs

#domount usbfs “” /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
#ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices

#mount –rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb


    ↓下記のように、4行の行頭にある「#」を取り除いて保存します。
      これにより「コメントアウト」を解除する事により、この記述部分の命令が有効となります
# Magic to make /proc/bus/usb work 
mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
domount usbfs “” /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644

ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices

mount –rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb


続いて、再度「端末」から下記のコマンドを。
gksu gedit /etc/udev/rules.d/40-permissions.rules
# USB serial converters 
SUBSYSTEM=="usb_device", GOTO="usb_serial_start"

 上のように記述されている部分を↓のように修正して保存します。

# USB serial converters
SUBSYSTEM=="usb_device", GROUP="usbusers", MODE="0664", GOTO="usb_serial_start"
続いて、
  1. 「システム」>「システム管理」>「ユーザとユーザグループ」を起動。
  2. 「ロックの解除(U)」をクリック、パスワードを入力。
  3. 「グループの管理」をクリック、「グループの追加」をクリック「usbusers」を追加し、自分のアカウント名にチェックを入れる。

最後にシステムを再起動します。

以上で、VirtualBoxの設定画面でUSBのメニューでUSB機器を選択/指定できるようになります。
プリンターやスキャナー、USBメモリなどが使用できるようになりました。


<参考サイト>

2008年4月30日

フォルダ共有の設定 8.04編

8.04になって、「システム」設定メニューの「フォルダ共有」が無くなっています。
ネットワーク上でフォルダを公開して共有するには、次の手順で行います。

まず、管理者権限でファイルブラウザを開きます。
「アプリケーション」>「アクセサリ」>「端末」を開いて、下記を入力してEnterします。

sudo nautilus
管理者権限でファイルブラウザを開いたら、共有したいフォルダアイコン上で右クリックします。

一覧から「Sharing Options」を選びます。

画面左のような画面が出るので、「Share this folder」にチェックを入れます。
「共有サービスがまだインストールされていません」という警告がでますので、「Install Service」をクリック。
必要ファイルがネット上のサーバから自動でダウンロード/インストールされます。

インストールが終わったら、「Folder sharing」設定画面で、好みに合わせてチェックを入れます。
「Allow other people to....」は、「(登録した)他の人に書き込みを許可する」という意味です。
「Guest access...」にチェックを入れると、誰もが参照/書き込みができるフリーのネットフォルダになります。

「Create Share」をクリックします。

共有/公開しようとするフォルダに、アクセス権の変更をするかどうかを尋ねてきます。

「Add the permissions automatically」にチェックを入れます。
以上で設定は、終了です。

他のマシンからアクセスしてみると、このように共有設定したフォルダだけが参照できるようになっています。

2008年3月6日

VirtualBoxで、Ubuntu上で他のOSを動かす 2

VirtualBoxで作成した、仮想マシン。その構成を細かく修正する方法をみていきましょう。

VirtualBoxを起動し、ゲストOS(=仮想マシンで動作するOS)が稼働していない状態で、「設定」ボタンをクリックします。


「一般」の「基本(B)」画面では、メインメモリ、ビデオメモリの変更ができます。
特に、ゲーム、ビデオ/画像関連のアプリを用いる場合、ここのビデオメモリを調整します。
メインメモリとビデオメモリを足した数値が、実メモリの半分程度以下にしておくのがいいと思います。

「一般」画面の「高度(A)」画面では、デバイスの起動順序の変更ができます。
フロッピーを搭載していないマシンでは、「フロッピー」をオフに。

「クリップボードの共有」にデフォルトでチェックが入っています。
これにより、ホストOSとゲストOSとの間で、コピー&ペーストが可能になります。(現バージョンでは、うまくいきませんが...)

「ハードディスク」の項目では、仮想のディスクを増やすことができます。
メインの仮想ディスクを初期設定で、小さくしてしまった場合、こちらの画面で、増やすことができます。


「CD/DVDドライブ」画面では、実際のドライブを仮想マシン上で使うかどうかを設定します。
ここで、ISOイメージファイルを指定することもできます。
新しいディストリビューションやα&β版などの稼働テストをする場合にとても便利ですね。

オーディオ、ネットワークの設定です。
ネットワークは、「NAT」形式がデフォルトです。
NATとは、ホストマシンのネットワーク接続設定をそのまま流用するもの。普通の使い方としては、これで問題ないと思いますが、サーバとしてなど、独立したIPアドレスを用いたい場合などの設定は結構面倒です。マニュアルに詳細が記載されています。

2008年3月5日

VirtualBoxで、Ubuntu上で他のOSを動かす

「VirtualBox」は、老舗(?)のVMwareと、今や双璧をなすほどにまで人気急上昇の仮想化ソフトです。
この場合の「仮想化」とは、ひとつのコンピュータの中に、別のコンピュータを仮想的に動作させる事です。今回の場合には、Ubuntuの中で、Windows XPを動作させてみます。
VirtualBoxの場合、「VMware Server」のようにシリアルキーの入手が必要なく、「アプリケーションの追加と削除」で、インストール後にすぐに使用できます。


ダウンロード&インストールは、「アプリケーション」>「追加と削除...」から、「表示:」で「全ての利用可能なアプリケーション」を選んでから、「検索:」欄で、「Virtualbox」と検索します。
「変更の適用(A)」をクリックで、自動的にダウンロード&インストールされます。
この方法でインストールすることによって、Ubuntu本体のバージョンに最適なVirtualBoxをインストールすることができます。
(*本稿は、Ubuntu 8.04 α5でインストールしています。)
それでは、下準備から行っていきましょう。

(1)下準備:設定ファイルへのアクセス権の設定



1、「システム」>「システム管理」>「ユーザーとグループ」を開きます。
8.04以降では、「ロックの解除(U)」をクリック、パスワードを入力します。


2,「グループの管理(Manage Group)」ボタンをクリックし、「vboxusers」を選択。
「プロパティ(P)」をクリックし、自分のユーザー名にチェックを入れて、設定画面を閉じます。

3,一度、ログアウトし、再度ログインし直します。


(2)初回の設定

「アプリケーション」>「システムツール」から、VirtualBoxを起動します。
下のような画面がでますので、「新規」をクリック。

新規の仮想マシン作成ウィザードが始まります。

インストールしたいOSに合わせて記入、項目を選択します。(適当で構いません)

メモリは、実搭載メモリの約半分くらいまでが実用的なようです。
後から変更することもできます。

「仮想ハードディスク」の画面で、「新規(E)」を選びます。


「可変サイズのイメージ(D)」がおすすめです。

「可変サイズのイメージ」を選んだ場合、ここで指定したサイズが最大の使用容量となり、初期は、数GBしか実ハードディスクの領域を占有しません。
Windowsのファイル、データが増えるにつれて、実ディスクの使用領域が増えて行きます。

ここまでで、仮想ディスクの作成は終了です。

ここまで来たら初期設定は完了です。

この説明は、子画面に用いられているマウスを元に戻す方法についての説明です。
初期設定では、ホストキーとして「右側のCtrl」キーが割り当てられています。
このキーを押せば、親画面でマウスを用いる事ができるようになります。

最初だけ、このようなウィザードがでます。

ここで、OSを、CD-ROMから、もしくはハードディスクに置かれたイメージデータから起動するように指定すれば、仮想マシンでのOSのインストールが始まります。

VMware同様、VirtualBoxでも、マウス、グラフィックスなどの性能を高めるために、「Guest Additions」というドライバの追加が必要です。
ゲストOSが起動している状態で、「デバイス(D)」>「Guest Additionsのインストール(I)」を選ぶと、しばらくすると画面上にドライバの追加画面がでますので、後は指示に従ってインストールします。
これにより、実マシンに匹敵する速度で、ゲストOSが稼働します。

<2へ続く>

2007年10月11日

Ubuntuの中でWindowsXPを動かす 「VMware Server」



前回ご紹介した通り、パソコンが2台あれば、フォルダ共有、リモート接続で、UbuntuとWindowsの共存環境を作れます。

しかし、1台しかない場合、「エミュレータ」を用いて、Ubuntuの中でWindowsを動かしたり、その逆にWindowsマシンの中でUbuntuを動かす方法があります。今回ご紹介するのは、「VMware Server」というエミュレータ・ソフトウェア。
上の画像は、Ubuntuのデスクトップの中で、WindowsXPを動かし、その中で、「Gyao」を観ている例です。こんな事ができてしまいます。

「Emulate」とは元々「真似る、見習う」という意味ですが、コンピュータの用語では、「特定のハードウェア向けに開発されたソフトウェアを別の設計のハードウェア上で実行させること」を意味しています。
このVMwareは、パソコンの中で、ソフトウェア的に「仮想のパソコン」を動かしてしまうものです。
VMware Inc.によって開発され、簡易版であるVMware Playerと共に無償で使う事ができます。
元々はこの製品、有料の商品だったのですが、今では何と無償で使えるようになったものです。

実機のマシンをホストOS、その中で動く仮想マシンをゲストOSと呼んでいます。
このVMwareシリーズでは、PC/AT互換機自体をエミュレートしているため、Windowsはもちろん、他のLinuxディストリビューションなど、様々なOSを動かす事ができます。
上の画像の例では、クリックして拡大していただくと解かりますが、WindowsXPの他に、6つのOSをインストールしてあり、上部のタブを切り替える事で、それぞれを使い分ける事ができるようにしています。(さすがに、計7つを同時に動かすとメモリが足りなくなります。でも私の環境では2GBのメモリで3〜4つ位は並行して動かす事もできますが)

VMwareの凄い所は、実ハードウェアに近い性能を実現しており、ネットワークもホストと同等の速度で認識される点です。
従って、実際に使ってみると分かりますが、一般的な作業を行っている限りでは、体感的には本物のマシンとさほど変わりない速さで動作します。
しかし構造的に、画面描画やディスクI/Oの動作は実ハードウェアに比べると性能は落ちます。
ですから、3DCGや、解像度の高い動画、DVDへのライティングなどは動作が遅くなります。

ハードウェアの性能にもよりますが、オフィスアプリケーションやインターネットの使用程度であれば、問題なく使えると思います。

これにより、Ubuntuをメインとして移行したとしても、今までに購入したOS、ソフトウェアを無駄にする事なく使い続ける事ができるのです。
Windows対応のソフトウェアに匹敵するアプリケーションがUbuntuにはたくさんありますが、どうしても使いたいソフトウェアがWindows版しかない場合に便利です。

さて、実際のインストールの手順などは、難しくはありません。
しかし、長くなってしまいますので、以下をご参照ください。

vol.8 2007.4.30号 Ubuntuの中でWindowsを動かす:VMware Server

vol.9 2007.5.1号  Ubuntu 7.04とWindows XPを1台のマシンに共存させファイルを共有する

いきなりWindowsからUbuntuに移行しても、きっとこれならば安心していただけるのではないかと思います。


2007年10月10日

UbuntuからWindowsXPへリモート・アクセスする

会社や学校、そして自宅でもWindowsとの混在環境の際に、Ubuntuマシンからリモート接続すると便利です。これにより、Ubuntuの画面内に、Windowsマシンのデスクトップが現れて、1つの画面で2台を同時に使用することができます。LAN環境であれば、ストレス無くWindowsマシンでの作業が可能です。せっかく購入したソフトウェアもこうすれば無駄にはなりませんよね?[Ubuntuの画面の中でWindowsを操作。もちろんフル画面表示もOK!]

■Windows側での事前の確認事項

[Windows側でのリモートデスクトップの設定]

1、WidowsXPのコントロールパネルから、「システム」を開き、「リモート」タブを開きます。
「このコンピュータにユーザがリモートで接続することを許可する(C)」のチェックボックスにチェックを入れる。

2、「コンピュータ名」のタブに移り、「フルコンピュータ名」「ドメイン名(あれば)」を確認しておきます。

[Windows側でのファイヤーウォールの設定]

3、SP2の場合、同じくコントロールパネルから「Windowsファイアウォール」を開き、中程の「例外を許可しない(D)」にチェックが入っていたら外します。

■Ubuntu側の設定[他機種にアクセスするUbuntuのターミナルサーバ クライアント]

パネルから「アプリケーション」-「インターネット」-「ターミナルサーバ クライアント」を開きます。

コンピュータ(T)に先ほど調べておいたWindowsのマシン名を入力します。
ここには、Windows機に割り当てられているIPアドレスを入れてもOKです。

プロトコル(T)は、「RDPv5」を選びます。

ユーザ名:Windowsにログインする時のユーザ名です。
パスワード:Windowsにログインする時のパスワードを入力
ドメイン:ドメインに参加している場合にはドメイン名を入力します。

次に「画面(D)」タブでリモートデスクトップのサイズ、色深度の設定をしておきます。

「接続(O)」をクリックでアクセスします。

■UbuntuからWindowsXPへのリモート・アクセス

[UbuntuマシンからWindowsへリモート接続]

ホストのWindowsのログイン画面が現れたら、ユーザ名、パスワードを入力し、ログイン。

[Ubuntuの画面上にWindowsのデスクトップが現れます]

これで、Ubuntuマシンのデスクトップ上にWindowsマシンのデスクトップが現れます。
UbuntuとWindowsでフォルダ共有

の方法と組み合わせれば、UbuntuとWindowsでファイルのやりとりも行えます。

ちなみに、実際使ってみると、動画はさすがに辛いのですが、普段のアプリケーションの使用においては、特にフルスクリーンにしている場合、まるで直接Windowsマシンを操作しているかのような錯覚を覚えます。それは、計算処理は、Windowsマシンで行い、モニタの描画処理だけをLANのネットワーク越しにWindowsマシンからUbuntuマシンが受け取って表示しているだけだからです。

複数のマシンがある場合には、この方法は簡単で便利です。
え?パソコンが1台しかない?・・・大丈夫!他にも方法があります。
次回以降に、ご紹介してまいります。